猟期2年目終了! 振り返り、成果、去年からの工夫、失敗談
【第21回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
■装備・設備について
<1年目はどうだった?>
→ナイフや衣服などの装備品は、とにかく安いものを購入。全くの初めての事だったので1年目はなるべく安く済ませて、実際にそれぞれの道具を使ってみてからしっかりとしたものに買い替えようと思っていました。道具選びは沼です……。人によって道具を「良し」とする基準は違います。自分が使いやすい、「良し」とするものに出会えたら良いですね! 設備については、解体ですが、軽トラの上にブルーシートを引いて獲物を寝かしてやっていました。大物がかかった時は脚を持ち上げるだけでもゼェハァしてましたね……(;・∀・)
【1年目の装備・設備】
♦️ナイフ 1000円~2000円の物をネットで数本購入。
♦️ポーチ 1000円。ネットで購入。
♦️衣服 上下で4000円。ワークマンで購入。
♦️スパイク付き足袋 4000円。ネットで購入。
♦️解体 軽トラの上にブルーシート
<2年目の改善点>
→1年目の経験を活かして道具を買いそろえ始めました! 1年目のナイフは大きすぎたので小ぶりのものをナイフ工房さんに作って頂きました。切れ味は1年目の物と比べ物にならず、作業効率は格段に上がりました。ポーチも腰巻の物を使っていましたが、より丈夫で大容量、防水性の高い肩かけのものへ変更。狩猟用の衣服ですが耐久撥水のジャケットに変更。今年は暖冬だったのでジャケットで十分でしたね……! また解体も吊るし台を作り効率よく解体ができるように動線を工夫しました。
【ヒヤッとしたこと、失敗談、来年に向けての改善点】
今期でヒヤッとしたことですが、山での見回り中にうっかり油断していたら100キロ級のイノシシ+20キロ~30キロのイノシシ数匹の群れと鉢合わせしてしまったことでしょうか……! 運よく向こうが反対方向に逃げてくれたので事なきを得ました。もし、こちらへ向かってきていたら……(ゾッ)これからは普段の何気ない見回り中でも、山は向こうの領域という事を忘れずに、気を引き締めて行動したいと思います。
あとは……捕獲した獲物の運搬ですね。山から獲物を引き出す際に、今期は特にソリを用意しなかったので獲物が取れたら小さめならかかえて運搬するか、木の棒に足を括り付けて山から運びだしていましたが、だいぶ体力が削られてしまった上に、運搬中に木の棒が折れたりもしました(;・∀・)
来年はしっかりソリを用意しようと思います!
【終わりに。トライ&エラー!失敗は成功の近道】
いかがでしたでしょうか。今回は猟期2年目が終了した私の成果や1年目からの改善点などの振り返りをさせて頂きました。次回は猟法について綴らせて頂こうと思います。
安全性には最大限の配慮が必要ですが、どんどん失敗を重ねていきましょう! うまくいかなくたって、間違ったっていいんです。大切な事は、なぜうまくいかなかったのかを考えて、また挑戦する事です。それでも失敗してしまったらまた、考えればいいんです。私はこれからもたくさんの失敗を繰り返していくでしょう。それが自分なりの答えを見つける最短で最善の道だと確信しているから。この連載を通して私の、私たちの想いが、少しでも誰かに繋がり、そして何かのお役に立てれば幸いです。